<ぴよぴよ辞書>超画期的日中フレーズ集共同編集(快速検索)

儒家の「王道」と「覇道」から考えるリーダーのあり方

哲学を学ぶ友人は論文にこのように書いた。

儒家の国家観念は「王天下」(王道)と「霸天下」(霸道)に分けかれる。、王道は霸道より優れる。荀子は「礼を以て天下を制す」のが「王道」、「法を以て天下を制す」のが「覇道」と考えた。したがって、国家の発展の上においてもにも「礼」は「法」より優れるものと考えた。

なるほどな。王道は礼儀を持って接して尊重を得るとも言えよう。覇道は地位がもつ強制力を行使することによって秩序を保つことと言えよう。

会社が上長を務める人も、教会でリーダーを務める人も、ことにつけて権力を振りかざすのではなく、まずは礼を重んじる事が大事だ。

聖書には「命の中で支配する」(reign in life)という言葉があるが、それはまさに荀子がいう「礼」を極めた状態と言える。権力によらず、ただ、本来あるべき人間の姿を活かしだすことによって、自然と周りからはリスペクトされたり、助言を求められたりするようになり、周りによき秩序をもたらすことができるということだ。

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